丸美屋のこころ

和菓子づくりに生きるこころ

「かたよらない心 こだわらない心 とらわれない心」
それが「丸美屋のこころ」です。
目の前にあるものを見据え、実直に向き合うこと。
私たちがお菓子作りにおいて、一番大切にしている姿勢です。
決して見栄を張ったり、ごまかしたりせず、ありのままで。
そんな心持ちで、日々お菓子作りに取り組んでいます。
こころ宿る薯蕷饅頭
真白くてまんまるの薯蕷饅頭は、私たちのこころそのもの。
材料も製法もいたってシンプルですが、その分ごまかしが効きません。
数ある商品の中で、最も丸美屋らしいお菓子です。
郷土の素材を潔く
青森県産の小豆や丸芋、岩手県産の塩。
薯蕷饅頭はもちろん、私たちのお菓子はなるべく地産の材料を使って作っています。
素材が持つ風味を最大限に引き出したいから、余計なものは入れません。
手間を慈しむ
小豆ひと粒ひと粒に異常はないか。
すりおろした丸芋にかけらが残っていないか。
これらはすべて手作業で、丁寧に確認します。
ひと手間をおろそかにしないことで愛情が込められます。
美は細部に宿る
すりおろした丸芋に米粉を混ぜ合わせるときには、一気にではなく、少しずつ、もみ込むように行います。
こうすることで、きめ細やかで濁りのない、よりまっしろな生地ができあがります。
ほんの少しの工夫が、見た目の美しさを生み出すのです。
無常と向き合う
季節によって、分量や作業工程を微妙に調整したり、伝統を重んじながら、全く新しい商品を生み出したり。
私たちのお菓子作りは無常です。
だからこそ、日々の機微をつぶさに感じ取ることを大切にしています。
日々研鑽
どんなに腕のいい職人がどんなに高級な素材を使ったとしても、そこに真心がこもっていなければ、本当においしいお菓子とは言えません。
おごらず、飾らず、嘘をつかず。
ひたむきに作られた一品こそが人の心を打つという信念をもって、1933年の創業以来、お菓子作りに取り組んできました。
皆様に喜びや感動をお届けするため、私たちはこれからも、日々真心を磨き続けます。