今月の随想録
折々の霜月
【神事 お年越し】
お菓子の神様がいらっしゃるのをご存じでしょうか。
日本書紀の神話に登場する歴とした神様です。
お名前は田道間守命と申しまして、兵庫県豊岡市の中島神社にて祀られています。
当社には初代から受け継いだ田道間守命のお姿を現した掛け軸が残されております。
八戸市出身の日本画家七尾英鳳の筆と伝え聞いております。
普段から床の間に祀ってありまして、毎年霜月(11月)に「お年越し」を催します。
当日は全従業員と、当社のOBや独立開業した先輩にお声掛けして参集いただき、神前には沢山のお供え物を供えて、神主様をお呼びして神事を執り行います。
終了後、みんなでお膳を囲んで直会(なおらい)をします。
12月は繁忙期で忘年会もできないので、楽しく歓談して過ごすのが毎年の恒例になっています。
そして直会によって社員同士の絆を深め、次の一年も社員一丸となって お菓子作りに邁進していくのです。
随想録